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オーストラリアの自動車産業
2014-02-11 Tue 19:05
昨日、トヨタ自動車が2017年末でオーストラリアから撤退することを発表しました。

現在、オーストラリアには、フォード、ホールデン(GM)、トヨタの3社が工場及び、開発部門を持っています。
この内、最初に工場を閉鎖するのを発表したのがフォード。フォードは、2016年の10月末で工場を閉めます。
その後、昨年末、ホールデンが2017年に撤退することを発表。
トヨタが最後の砦だったんですが、トヨタも撤退を決定しました。

この1番大きな要因は、賃金が高すぎることでしょう。
オーストラリアの最低賃金は、フルタイムジョブで16ドル37セント、日本円で約1500円。カジュアルジョブだと24%上乗せとなり、20ドル30セント(約1800円)です。(20歳以下は異なります。)
ここだけ見ても、日本の倍以上ではないでしょうか。
もちろん、物価も高いですが。。現在は、日本より物価が高いんではないでしょうか。

また、エンジニアという職業で見てみると、平均年収は10万ドル(900万円)くらいのようです。エンジニアといっても、機械、電気、ソフトウェア等いろいろありますし、また、働くフィールドも自動車、マイニング、エネルギーなど様々なので、一概には言えませんが、日本のエンジニアに比べても、だいぶ高いと思います。

こんな賃金の高い国で車を組み立てても、まったく競争になりません。
頼みの綱の国内経済も小さいので、なんともならないでしょう。(オーストラリアの人口は約2300万人)

輸出も出来ない、国内でも売れないとなったら、企業が出て行くというのは普通ですよね。

ちなみに、オーストラリア国内でもこんなに高い車を買うなら、輸入車を買えばいいと思うかもしれませんが、輸入車にはラグジュアリーカータックスという税金が約30%かけられるので、輸入車もものすごく高いです。。

個人的には、フォードとホールデンが撤退を決めた段階で、部品メーカーも撤退を検討するだろうし(トヨタだけを相手にするのにオーストラリアに会社を保持する必要なし)、そんな状況ではトヨタも撤退せざるおえなくなるとは思っていましたが、実際に発表があると寂しいですね。

部品メーカーも含めるとおよそ5万の仕事が無くなるそうです。

私も自動車業界で働いているので、本気で将来を考える必要がありそうです。

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